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大会長挨拶

大会長  北 一郎
東京都立大学

 昨年から続くコロナ禍により、日常や社会生活が変化し、また感染防止対策など、皆さまにおかれましては、ご苦労多き時節をお過ごしのことと存じます。さて、この度、第29回日本運動生理学会大会を、令和3年(2021年)8月20日(金)~21日(土)の2日間で、東京都立大学(前首都大学東京、八王子市南大沢)にて開催するにあたり、ひとことご挨拶申し上げます。
 日本運動生理学会は、発足当初から身体活動や運動・スポーツをターゲットとし、心身の健康増進、生活習慣病の予防、さらにはトップアスリートの競技力向上を図ることを目的に、多くの研究者が最適な方法論の確立やメカニズムを解明し、その成果を国内外に広く知らしめることを目指して活動を行ってきました。毎年、開催される定期的な学会大会では、全国より多数の研究者、専門家が集まり、最新の臨床事例や基礎研究の成果の発表・討論が行われています。社会的にも大きな意義を有しており、参加者の学会大会に対する期待も非常に大きいものと確信しております。
 本大会では、「科学的視点から人間の生存力向上を目指す」をテーマとしました。運動生理学分野の専門的・学際的研究発表をとおして、科学的視点から人間の生存力向上、健康寿命の延伸に貢献するとともに、会員相互の連絡および関連諸機関との協力を保つことを目的に開催します。本大会では、多様な視点からのシンポジウムを中心としたプログラムを企画し、特別講演、教育講演と合わせて、参加者皆さまにとりまして、ますます有意義な大会にしたいと考えております。
 本大会の開催にあたり、コロナウイルスの感染拡大の収束についてはまだ先がみえない状況ではありますが、現時点では対面での開催を想定し、事務局一同、鋭意準備に取り組んでおります。しかし、状況によっては、Web開催への変更の可能性もあり、それを見据えながら準備を進めております。前回大会からの期間も短く、大会に関する情報提供の遅延も想定されますが、大会ホームページや運動生理学分野(体育学会)のメーリングリストなどを利用し、できる限りご迷惑とならないように努めて参ります。
 最後に、本大会が会員の皆様にとって有意義で充実した交流の場となりますように、健康には十分にご注意いただき、多くの皆様にご参加いただき、大会を盛り上げていただきますようご厚情、ご支援ほど、よろしくお願い申し上げます。

 

2021年4月